辽宁培训网_www.lnpx.com_辽宁地区培训招生信息平台
培训信息导航
大连版
学历招生| 电脑培训| 职业技能| 语言培训| 资格认证| 家教中心| 艺术健身| 出国留学| 企业管理| 少儿培训| 其他培训|
地区 课程范围 关键词 培训搜索 2008年考试月历
  信息搜索
关健词:
范  围:
  新闻分类
  资料分类

[1998年 日本语能力考试1级试题]
日期:2005-05-17 10:52:18  阅读数1695

文字・語彙部分(100点、35分)

問題Ⅰ  次の文の下線をつけたことばは、どのように読みますか。その読み方をそれぞれの1・2・3・4から一つ選びなさい。

問1 (1)栄養の(2)偏りによるビタミン(3)欠乏の(4)症状が見られたので、食生活の(5)改善を指導した。

(1)栄養   1 えいゆう   2 えいよう   3 えんゆう   4 えんよう
(2)偏り   1 さわり    2 へんり    3 かたより   4 とどこおり
(3)欠乏   1 けっびん   2 けっぼう   3 けつびん   4 けつぼう
(4)症状   1 せじょう   2 せいじょう  3 しょじょう  4 しょうじょう
(5)改善   1 かいぜん   2 かいせん   3 こうぜん   4 こうせん

問2 (1)伝統的な文化の(2)枠をこえて(3)物事を考えるのはむずかしいにとだ。

(1)伝統的な  1 てんとうてきな      2 てんどうてきな
3 でんとうてきな       4 でんどうてきな
(2)枠    1 いき     2 すい    3 せん    4 わく
(3)物事   1 ものごと   2 もつごと   3 もつじ   4 ぶつじ

問3 田中さんは、オリンピックの選手を(1)志して、小さいころからコーチについて(2)技を(3)磨いてきた。

(1)志して   1 しして    2 めざして   3 もたらして  4 こころざして
(2)技    1 うで     2 えだ    3 すべ    4 わざ
(3)磨いて   1 くだいて   2 みがいて   3 はいて    4 ふいて

問4 会の(1)存続について(2)冒頭から激しい議論がかわされたが、司会者のてぎわがよく、会議は(3)円滑に進み、(4)折衷案ながらも結論が出せた。

(1)存続   1 さいぞく   2 ざいぞく   3 そんぞく   4 ぞんぞく
(2)冒頭    1 ぼっとう   2 ぼうとう   3 ぼくず     4 ぼうず
(3)円滑    1 えんかつ   2 えんきつ    3 えんけつ   4 えんこつ
(4)折衷   1 せっすい   2 せっそく   3 せっちゅう  4 せっちょう


問題Ⅱ  次の文の下線をつけた言葉は、ひらがなでどう書きますか。同じひらがなで書く言葉を、1・2・3・4から一つ選びなさい。

(1) この商店街には、人がおおぜい買い物に来る。
1 進展       2 晴天      3 原典      4 焦点

(2) 丘陵を切り開いて住宅地にした。
1 休憩      2 急流      3 宮殿      4 給料

(3) これまでの経緯を説明した。
1 行為      2 敬意      3 後期      4 換気

(4) 富豪だからといって、しあわせだとはかぎらない。
1 不幸      2 布告      3 符号       4 復興

(5) ここでの毎朝の起床時間は6時だ。
 1 気象      2 貴重      3 寄贈      4 偽造


問題Ⅲ  次の文の下線をつけた言葉は、どのような漢字を書きますか。その漢字をそれぞれの1・2・3・4から一つ選びなさい。

問1 彼は(1)とくはいんとしてニュースを正しく(2)ほうどうすることに(3)しめいかんを持っている。

(1)とくはいん   1 特波員   2 特派員   3 督波員   4 督派員
(2)ほうどう    1 放道    2 放導    3 報道    4 報導
(3)しめいかん    1 使命感   2 使命観   3 死命感    4 死命観

問2 ゆうべのコンサートでは、ピアノの(1)えんそうに合わせて詩の(2)ろうどくをするという新しい(3)こころみが行われた。

(1)えんそう     1 演泰    2 演奏    3 演奉    4 演秦
(2)ろうどく    1 朗読    2 郎読    3 浪読    4 狼読
(3)こころみ    1 訓み    2 試み    3 誠み    4 誘み

問3 生活のリズムが(1)くるって、(2)まんせいの(3)すいみん不足になってしまった。

(1)くるって    1 狂って   2 乱って   3 惑って   4 迷って
(2)まんせい   1 穏性   2 隠性    3 慢性   4 漫性
(3)すいみん    1 衰眼    2 遂眠    3 酔眠    4 睡眠

問4 高齢化に伴う(1)かそかと産業活動の停滞との(2)あくじゅんかんから(3)だっすることが、人々の(4)せつじつな願いとなっている。

(1)かそか    1 加粗化   2 加疎化   3 過粗化   4 過疎化
(2)あくじゅんかん   1 悪順環   2 悪順還   3 悪循環   4 悪循還
(3)だっする    1 脱する   2 達する   3 奪する   4 滅する
(4)せつじつな    1 切実な   2 接実な   3 設実な   4 節実な

問5 副社長はライバル会社との(1)がっぺいに(2)きょうこうに反対した。

(1)がっぺい    1 合並    2 合塀    3 合併    4 合幣
(2)きょうこうに   1 強行に   2 強攻に   3 強抗に   4 強硬に


問題Ⅳ  次の文の下線をつけた言葉の二重線(  )の部分は、どのような漢字を
書きますか。同じ漢字を使うものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

(1) 暑いので、れいぼうをつけた。
 1  虫歯のよぼうには、よく歯をみがくことが大切です。
 2  ぶんぼうぐやでノートと鉛筆を買った。
 3  毎日たぼうな日々を過ごしている。
 4  ねぼうして、遅刻しそうになった。

(2) 何かがっきが弾けますか。
 1  新しいきかくを提案した。
 2  今日はきろくてきな暑さだった。
 3  きかいがあったら、北海道へ行ってみたい。
 4  友だちはきようにセーターを編みあげた。

(3) 大臣は災害の現場をしさつした。
1  住民たちとの間でまさつが絶えない。
2  この映画は海外でさつえいしたそうだ。
3  しんさつしつに入ってください。
4  いんさつ技術が進歩した。

(4) 客におうせつしつで待ってもらった。
1  おうふく切符を買う。
2  サッカーのおうえんをする。
3  太平洋をヨットでおうだんする。
4  おうべいの外交史を研究している。

(5) 空気がかんそうしている。
1  新しいかんでんちをテープレコーダーに入れた。
2  このかんばんは大きいので、遠くからでも目立つ。
3  しんかんせんで京都へ行った。
4  かんきょう問題について話す。


問題V  次の文の   の部分に入れるのに最も適当なものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

(1) 今日は   秋らしい、いい天気だ。
 1 いかにも     2 つとめて     3 とかく      4 まるで

(2) 小さな子が一人で留守番をするなんて、さぞ   ことだろう。
 1 うっとうしい   2 こころぼそい   3 なさけない     4 ものたりない

(3) うちの   は、入り口が狭くて車が入れにくい。
 1 ガレージ     2 スタジオ     3 ステージ     4 フロント

(4) テレビ番組の表現が差別的だったので、さっそく放送局に   した。
 1 協議      2 決議      3 抗議      4 物議

(5) あの人はおとなしそうに見えるが、することが   でびっくりさせられる。
 1 盛大      2 膨大      3 大体      4 大胆

(6) 年をとると、だんだん新しい考え方が   にくくなる。
 1 うけあい     2 うけいれ     3 うけとり     4 うけもち

(7) 博士がそれまでの常識をくつがえす説を   のは、今から20年前のことだ。
 1 かなえた     2 かまえた     3 となえた     4 とらえた

(8) あの人は口が   から、秘密をもらしたりしません。
 1 おもい      2 かたい      3 きつい      4 つよい

(9) 有利な証言をしてくれとたのんだが、   ことわられた。
 1 がっくりと    2 きっかりと    3 きっぱりと    4 くっきりと

(10) 自分の仕事をするのがやっとで、とても人の手助けをする   などない。
 1 たるみ      2 なさけ      3 のぞみ      4 ゆとり

(11) この選手は   が足りないので、いつも最後に負けてしまう。
 1 はげみ      2 はずみ      3 ねばり      4 むすび

(12) 高齢者の人口が急に増えて、お年寄りを介護する人材の   が間に合わない。
 1 生育      2 成熟      3 生長      4 養成

(13) 事件を解決するため、   を探しているところだ。
 1 めど      2 きざし      3 しかけ      4 てがかり

(14) 母は病気のせいで食べるものにいろいろ   がある。
 1 拘束      2 制限      3 束縛      4 統制

(15) 紛争が   、市民の生活に落ち着きがもどった。
 1 おさまり     2 さだまり     3 まとまり     4 よわまり


問題Ⅵ  次の(1)から(10)の   の言葉の意味が、それぞれのはじめの文と最も近い意味で使われている文を、1・2・3・4から一つ選びなさい。

(1) ふく……ずっと活動していなかった火山が突然火をふいた。
 1  この辺では、冬のあいだ海から強い北風がふく。
 2  だれかがふえをふいている。
 3  お湯がわいて、やかんがさかんに湯気をふいている。
 4  スープが熱くて、フーフーふいてさました。

(2) あげる……例をあげてていねいに説明した。
 1  自分の考えを主張するなら、根拠をあげるべきだ。
 2  能率をあげないと、間に合いそうにない。
 3  感動のあまり、声をあげて泣いた。
 4  努力して、素晴らしい成果をあげた。

(3) あかるい……日本経済立て直しの見通いま、あまりあかるくない。
 1  山田さんは、物理の先生だが文学にもあかるい。
 2  問題解決について、思ったよりあかるい展望がひらけてきた。
 3  あかるい黄色が、暗い背景によくはえる。
 4  いいしらせを伝えるときは、声もあかるくなる。

(4) あと……せなかにやけどのあとが残っている。
1  入学試験まで、あとわずかとなった。
2  この種の事故があとを絶たなくて、警察でも困っている。
 3  この作文は何回も書き直したあとがある。
 4  僕は山本君の2か月あとに入会した。

(5) あたり……結果が出るのは来月あたりになるらしい。
 1  中山さんは人あたりがいいので、友だちがおおい。
 2  一人あたり8000円で日帰りのバス旅行ができる。
 3  この映画がこんなにあたりを取るとは思わなかった。
 4  あの会社との交渉は、鈴木君あたりが適当だと思う。

(6) はしる……彼はおだやかな人柄で、極端な言動にはしることはない。
 1  鋭い痛みが右の肩にはしった。
 2  この年ごろの少年は、ちょっとしたきっかけで非行にはしる。
 3  届いたばかりの新車をためしにはしらせてみた。
 4  平野の真ん中を国道が東西にはしっている。

(7) とく……道路工事が終わり、交通規制がとかれた。
 1  ホテルについて荷物をといた。
 2  父の誤解をとくのはむずかしい。
 3  もう安全だと判断して警戒をといた。
 4  この薬は水でといて飲んでください。

(8) かるい……かるいけがで済んで、本当に運がよかった。\r
 1  寝る前に、かるい運動をするとよく眠れる。\r
 2  ぶじに責任をはたして、気持ちがかるくなった。
 3  あの人の動きのかるいのには、驚く。
 4  よりかるい素材の研究開発を行っている。

(9) め……この作品の価値がわかるとは、林さんもめが高い。
 1  うっかりして「駐車禁止」の標識がめに入らなかった。
 2  このセーターはめがあらくてすぐ引っかかる。
 3  騒ぎに巻き込まれて、ひどいめにあった。
 4  社長は人を見るめがある。

(10) あそぶ……これだけの土地をあそばせておくとはもったいない。
 1  コンピューターを使って仕事をしているのかと思ったら、あそんでいた。
 2  動物の中であそぶのは人間だけだといわれていた。
 3  子供を通りであそばせるとあぶない。
 4  使いこなせる人がいなくて、せっかくの機械があそんでいる。


読解・文法(200点、90分)

問題Ⅰ  次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。

川に上流と下流があるように、われわれのくらしにも上流(アップストリーム)と下流(ダウンストリーム)がある。栓をひねると出てくる水の来るところは上流であり、流しに捨てた水の行く先は下流である。米、肉、魚、野菜、電気、ガス、石油、こういったくらしに必要なものを供給するところが上流であり、台所で出る野菜くず、便所の屎(し)尿(にょう)、こういった邪魔物をほうり出すところが下流である。
①われわれは、例外なく、下流より上流の方を気にする。上流が汚れ、乱れると、水や食べ物がまずくなり、危なくなり、くらしの楽しみが減り、からだが傷つけられやすくなるからである。上流にくらべて、下流に対する関心はゼロといってよいくらいうすい。目の前においておくと嫌なものを、見えないところ、遠いところに持っていくだけで、もう、すっかりその存在さえ忘れてしまう。( ② )自家用車を運転している人は、気楽な気分で歩行者や自転車族に排気ガスを吹きつけているのだが、そのことを意識している人はほとんどいない。これなど下流に対する無関心の典型である。
それでも、昔、ずっと昔だと、上流と下流は、両方ともくらしのすぐそばに一緒にあって、誰(だれ)の目にもその様子がよく見えていた。食べる肉がつい一(いっ)刻(こく)前(注1)までは庭を走りまわっていた鶏(にわとり)であったり、野菜くずが庭のすみの穴に埋められ、しばらく後で堆(たい)肥(ひ)(注2)になり畑に使われるといったことが、ありふれた風景であった。この当時だと、上流は自然と自分で監視していることになったし、自分は下流に関心がないといっても、少なくとも家族の中の一人がそれを始末していることは目にしていた。だから、③直接手をつけなかったとしても、下流の状態は、まちがいなくみんなが知っていた。
④上流と下流が両方ともそばにあるということは、自分の生活の上流が他人の生活の下流であるということである。それはまた、自分の下流が他人の上流であることでもあった。だから、そういう時代、人は( ⑤ )生活をしていた。飲み水を汲(く)む流れのすぐ上でおしめ(注3)を洗うことは、いくら田舎でもつつしまれていたし、食べ頃(ごろ)の野菜に下(しも)肥(ごえ)(注4)をまくことは、絶対にしなかった。お互いにそのような知恵を働かしあって、人は生活を作っていた。
ところがやがて、都(ま)市(ち)と農(む)村(ら)がわかれてきた。そして都市では、上流と下流が見えにくくなってきた。それは都市生活の一つの大きな特徴だった。
都市が大きくなるにつれ、都市のこの特徴は度が進んでいった。⑥実際今では、自分の家の水道から出る水が、○○川の△△取水口から入る、あの濁りのある水だという実感を持って水を使っている人はいないだろう。関心の大きいはずの上流のことさえ、都市では、小学校の教科書と社会見学で見るだけになっている。まして下流に属するごみや下水のこととなると、⑦それは観念の世界のことでしかないと言って過言でないだろう。それが現代の都市生活における“下流”の位置である。上流も見えないが、下流はそれ以上に見えないというのが、現代の都市生活の特徴なのである。
              (吉村功『ごみと都市生活』による)

(注1) 一刻前:時間的に少し前、先ほど
(注2) 堆肥:肥料
(注3) おしめ:おむつ、赤ん坊の大便や小便を受けるために体に当てる布
(注4) 下肥:人間の大便や小便を用いた肥料

問1 ①「われわれは、例外なく、下流より上流の方を気にする」とあるが、その理由として正しいものはどれか。
 1  上流の存在を忘れてしまっているから。
 2  下流は見えないところが多いから。
 3  上流が汚れると被害を受けるから。
4 下流はありふれた風景だから。

問2 ( ② )に入れることばとして適当なものはとれか。
 1 たとえば     2 そのうえ     3 それから     4 ところが

問3  ③「直接手をつけなかった」とあるが、例えばどのようなことか。
 1  鶏の肉を自分で料理しないこと
 2  野菜くずを自分で埋めないこと
 3  上流を自分で監視しないこと
 4  下流を自分で見に行かないこと

問4 ④「上流と下流」の例として適当な組み合わせはどれか。
 1  上流:水道の栓   下流:台所
 2  上流:排気ガス   下流:自家用車
 3  上流:鶏      下流:野菜くず
4  上流:堆肥    下流:畑

問5 ( ⑤ )に入る適当なものを選びなさい。
 1  上流を気にしないで
 2  下流を気にしないで
 3  上流を気にしながら
 4  下流を気にしながら

問6 ⑥「実際今では、自分の家の水道から出る水が、○○川の△△取水ロから入る、あ
の濁りのある水だという実感を持って水を使っている人はいないだろう。」とあるが、この文で筆者が言いたいことは何か。
 1  都市と農村とで生活が異なってきたこと
 2  上流のことがわからなくなっていること
 3  水を使っている実感がなくなってきたこと
 4  自分の使った水がどこへ行くかわからないこと

問7 ⑦「それは観念の世界のことでしかない」とあるが、それはなぜか。
 1  生活の中では、下流のことがほとんど見えないから。
 2  都市化によって、川の水がだんだん汚れてきたから。
 3  現代の都市では、上流より下流の方に関心が高いから。
 4  学校で子供たちに上流のことをあまり教えていないから。

問8 この文章によると、現代の都市の人々の上流と下流に対する理解はどのようなものか。
 1  上流についても下流についても同様によくわかっている。
 2  上流についても下流についてもまったくよくわからない。
 3  上流のこともわかるが、下流のことはもっとわかっている。
 4  上流のことはよくわからないし、下流はもっとわからない。


問題Ⅱ  次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。

「ドン」という鈍い音がしました。手近な窓から外を確かめてみましたが、別に異常はないようでした。台所へ飛んでいきました。ちょっとこげ臭いような匂(にお)いがしました。①あわてて火の元を確かめましたが、火(ひ)の気(け)(注1)もありませんでした。窓が全部開いていて風が流れるので、匂いの元が分かりません。危険はなさそうなので、ひとまず安心して、脱(だっ)水(すい)(注2)が終わっているはずの洗濯物を干そうと思いました。ところが脱水が途中で止まってしまっているのです。洗濯機の回りにこげ臭い匂いがしました。②原因は洗濯機でした。
修理を頼んで分かったのですが、その洗濯機は問題になっている機種でした。ある年に作られた製品の一部の部品に欠陥があるとのことでした。メーカー側の対応は③場合が場合だけに実に丁寧でした。 
さっそく次の日、修理の人が来てくれました。二十代と五十代らしき二人の男の人で、言葉に素朴なお国なまり(注3)がありました。特に残暑の厳しい日の昼(ひる)下(さ)がり(注4)、慣れぬ東京のしかも分かりにくい世田谷(せたがや)(注5)を、地図を片手に迷い迷い来てくれたらしく、二人ともシャツに汗がしみ出していました。
「本当にご迷惑をかけてしまって申し訳ありませんでした」と、二人はまるで自分たちが悪いことでもしたかのように、④深々と頭を下げてから仕事にとりかかりました。途中、若いほうの人が、故障の原因だった部品を手に細かく説明してくれました。そして、他の個(か)所(しょ)も調べて、部品を交換してくれました。
「私たち⑤今度のことで急に東京に呼ばれましたが、晋段は工場で洗濯機作ってるんです。こんなにきれいに永いこと使ってもらってうれしいです。これでまた新品同様になりましたから、⑥使ってやって下さい」
二人は洗濯機の外側を撫(な)でるように布で拭きながらそう言って、帰っていきました。
以来、洗濯機は前にもまして実に快(かい)調(ちょう)(注6)です。大事に使おうと思っています。
           (山内美郷『昼下がりのひとりごと』による)

(注1) 火の気:火のある気配
(注2) 脱水:水分を取り除くこと。洗濯機にこの機能がついている。
(注3) お国なまり:出身地の言葉の特徴
(注4) 昼下がり:午後1時、午後2時のような午後の早い時間
(注5) 世田谷:東京の中の地域名の一つ
(注6) 快調:調子がいいようす

問1 ①「あわてて」とあるが、なぜあわてたのか。
1  「ドン」という音が聞こえたから。
2  外は異常なさそうだったから。
3  こげ臭い匂いがしたから。
4  窓が全部開いていたから。

問2 ②「原因」とあるが、何の原因か。
1  鈍い音とこげ臭い匂いがした原因
2  窓が全部開いて風が流れていた原因
3  この筆者がひとまず安心した原因
4  ある年の製品に欠陥が生じた原因

問3 ③「場合が場合だけに」というのは、ここではどんなことを指すか。
1  「ドン」という音とこげ臭い匂いがしたこと
2  脱水が途中で終わってしまっていたこと
3  ちょうどその機種が問題になっていたこと
4  特に暑さの厳しい日の昼下がりだったこと

問4 ④「深々と頭を下げてから」とあるが、なぜ二人の男の人は深々と頭を下げたのか。
1  道がよくわからず修理に来るのが遅くなってしまったから。
2  迷惑をかけたことに直接責任があるように感じたから。
3  洗濯機の故障の原因がまだよく分かっていなかったから。
4  普段は工場で洗濯機を作っていて修理に慣れていないから。

問5 ⑤「今度のこと」とあるが、何のことか。
 1  洗濯機の欠陥部品の交換をすること
 2  お客様へのサービスを体験すること
 3  欠陥部品を作らない技術を研修すること
 4  問題になっている機種の調査をすること

問6 ⑥「使ってやって下さい」という言い方に、二人の男の人のどんな気持ちが表れているか。
1  お客様に大変迷惑をかけてしまって申し訳ないという気持ち
 2  機械である洗濯機を人間より下のものとみなしている気持ち
3  新品同様にした洗濯機をお客様にプレゼントするような気持ち
 4  自分たちが作った洗濯機をこれからも大切にしてほしい気持ち

問7 二人の男の人に対する筆者の印象を最も適切に表している文は、どれか。
1  まじめだがもう少し要領が良い方がいいと思っている。
2  洗濯機を新品同様に直してくれた技術に感心している。
3  暑い日に遠くから修理に来たことを気の毒に思っている。
4  二人の仕事ぶりに感謝し、謙虚さや温かさを感じている。


問題Ⅲ  次の(1)から(6)のを読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1・2・3・4から一つ選びなさい。

(1) 百円玉の価値というものは、だれにとっても同じである。通常、ある人にとっては500円の価値を持っているのに、他の人にとっては20円の価値しか持たない百円玉は存在しない。だがここに、別の要素を加えると①話は違ってくる。
 オリンピツク記念硬貨というものが発行されたことがある。この記念硬貨も、自動販売機に投入すれば、やはり百円の価値しか持たない。私自身は古(こ)銭(せん)(注1)の流通価格に関する知識を持たないが、しかしこれをコイン(注2)業者のところへ持っていくと150円で買ってくれたりする。コイン収集家なら、200円で譲ってくれと言うかもしれない。
   (井上夢人「ハイパーテキスト小説への期待」『日本語学』1997年6月号による)

(注1) 古銭:昔のお金
(注2) コイン:硬貨

【問1】 ①「話は違ってくる」とは、ここではどういうことか。
1  百円玉が500円の価値を持つはずがないこと
2  百円玉の価値が500円から20円にさがること
3  百円玉の価値が100円ではなくなるということ
4  百円玉が500円の価値を持つと使えなくなること


【問2】 ②「オリンピック記念硬貨」とあるが、これはもともといくらの硬貨か。
1  100円
2  150円
3  200円
4  500円

(2) 五十代から先の人生は、住まいなくしては語れない、見通しが立たない。
 「子どもがなんとかしてくれるだろう」
 「夫(あるいは妻)が考えていてくれるはず」
 これは、甘い人頼りだ。もっとひどいのになると、
 「国、行政がなんとかしてくれる」
 漠然と、( )と思っている人が意外と多い。しかし、そんな都合のいい話は、どこにも転がっていない。誰も、なにもしてはくれない。自分の住まいは、自分の生き方そのものなのだから、これは、自分で考えるしかないのだ。
          (佐橋慶女『気持ちよく生きる知的住居術』による)

【問い】 (    )に入る言い方として最も適当なものはどれか。
1  自分だけでなんでもできる
2  国、行政は自分と関係ない
3  誰かがなんとかしてくれる
4  誰かを頼ることはできない

(3) 香りや音楽から、ふと思い出がよみがえることがある。
 私は仕事でよくインドネシアへ出かける。飛行場に着くと、“ちょうじ”という植物の甘い香(こう)料(りょう)(注1)が入ったたばこの香りがする。街を歩いていても、この香りが満ちあふれ
ている。だから、この香りは、私に「インドネシアにきたのだなあ」という実感をあた
えてくれる。このたばこの香りをローマ空港でかぎ、むしょうに(注2)インドネシアが恋(こい)しくなったことがあった。
           (田沼武能『未知の国 すばらしい人たち』による)

(注1) 香料:食べ物や化粧品などにいいにおいをつけるために入れるもの
(注2) むしょうに:非常に、自分でもおきえられないくらいに

【問い】 筆者はなぜローマでインドネシアが恋しくなったのか。
1  仕事でよく行くインドネシアに思い出があるから
2  インドネシアでよくかぐたばこの香りがしたから
3  ローマにはインドネシアのたばこがないから
4  両方の地域とも街に香りがあふれているから

(4) 自然を相手にしていると、私たちのように気が長くなります。あせっても、どうしようもない。ところがみなさんは気が短くなりましたね。環境をこわす側も、逆に守る運動をする人たちも。自然が好きという、町の人がふえましたが、それでも「自然を見て」それだけでおしまい。自然の営(いとな)み(注)がもつテンポとは全く縁のない接し方です。
      (吉良竜夫「余白を語る」1991年4月12日付朝日新聞夕刊による)

(注) 営み:活動

【問い】 筆者がいちばん言いたいことは何か。
1  自然を相手にしていると気が長くなることも短くなることもある。
2  自然が好きで親しみたいという町の人が増えたことはいいことだ。
3  気が短い人は自然を好きになったり守ったりすることができない。
4  自然とつきあうには人間が自然の営みに合わせなければならない。


(5) 次のグラフは三大都市圏の人口が全国の人口に占める割合を表したものです。

      (国勢社『日本のすがた1998』、『1997/98年版日本国勢図会』による)

【問い】 グラフの説明として正しいものを選びなさい。
 1  日本では、過去36年の間に都市の人ロが増加した。1996年には、東京・大(おお)阪(さか)・名(な)古(ご)屋(や)を中心とする三大都市圏の人口が日本の人口に占める割合は23.7%と4分の1にもなっている。それは、1960年と比べ、約2倍となっている。
 2  日本では、過去36年の間に都市の人口が増加した。1996年には、日本の全人口の40%以上が、東京・大阪・名古屋を中心とする三大都市圏に集中している。特に、東京を中心とした地域の人口の伸び率は大きく、三大都市圏の中で最大である。
 3  日本では、過去36年の間に都市の人口が増加してはいるが、どの都市も同じというわけではない。東京・大阪・名古屋を中心とする三大都市圏の中でも、全人口に占める割合が10%以上減っている都市もある。
 4  日本では、過去36年の間に都市の人口が増加してきた。中でも東京を中心とする都市圏の人口の伸び率は他と比べて大きく、その人口の伸び率は、大阪と名古屋を合わせた地域の伸び率と同じぐらいである。

(6) 下のAからDは、それぞれア、イ、ウ、エのどこかに入る文です。

一番悪い状況は、学校にコンピュータを入れてもほとんど誰も使えないことだ。


そうして、


そのときはわかったような気がするが、


こんなことでいいはずがない。


そういう考え方を一言でいうと、
「ユーザー(注1)中心のインタフェース(注2)」。
このキーワード(注3)を使えば、
これを無視するメーカーや技術者は笑いモノになる。


A 使いにくい、わかりにくいというのは技術がわるい、使いやすくするのが技術の責任だ。

B 技術者たちがすべて支(し)援(えん)する(注4)と称してあれこれ複雑なシステムを導入する。

C 「こんなことができますよ、あんなこともできるようにしておきました、,どんどん使ってください」という。

D 彼らが去ってしまうと、さあ大変、かんたんなことのはずなのに、さっぱりわからない。
(佐伯肥『新・コンピュータと教育』による)

(注1) ユーザー:使う人
(注2) インタフェース:人間が容易にコンピュータを使えるようにするための仕組み
(注3) キーワード:問題の解決方法を示す重要なことば
(注4) 支援する:力を貸して助ける

【問い】 正しい組み合わせのものを選びなさい。
 1 ア:B   イ:D   ウ:A   エ:C
 2 ア:B   イ:C   ウ:D   エ:A
 3 ア:C   イ:B   ウ:A   エ:D
 4 ア:C   イ:A   ウ:D   エ:B


問題Ⅳ  次の文の   にはどんな言葉を入れたらよいか。1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。

(1) 新車の発売に   展示会が開かれた。
 1 しては      2 すれば      3 さきだち     4 ひきかえ

(2) 雪がとけて、野の花もさきはじめ、日ざしも春   きた。
 1 らしく      2 ぎみに      3 っぽく      4 めいて

(3) 娘は家へ帰る   おなかがへったと言って、冷蔵庫をのぞきこんだ。
 1 やいなや     2 ときたら     3 にいたって     4 とばかりに

(4) いくら少人数   パーティーをするにはこの部屋は狭すぎる。
 1 にしても     2 にとって     3 となれば     4 となると

(5) 国の情勢いかん   訪問を中止することもある。
 1ときたら     2 をしらず      3 ともなると    4 によっては

(6) 新製品の宣伝について、わたし   考えた案を説明した。
 1 までに      2 なりに      3 しだいに     4 どおりに

(7) みなさん、わざわざお出迎え   、ありがとうございます。
1 られて     2 きれて     3 いたされ     4 くださり

(8) 新しい家を買うため見に行ったが、夜の   日当たりのことはわからなかった。
 1 こととて     2 ことさえ      3 ことには     4 ことでは

(9) プロの選手   さすがに実力が違うようだ。
 1 ともすると    2 ともなると    3 となれども    4 とあれども

(10) こんなにみごとな絵が、芸術   。
 1 とはいえないだろう        2 であってなんだろう
 3 でなくてなんだろう        4 といったらないだろう

(11) 世間で言われている   、意外にやさしい入学試験でしたよ。
 1 までもなく    2 はずもなく    3 わけでもなく   4 ほどでもなく

(12) 今日の午後はちょっと早めに   いただきたいのですが。
 1 帰られて     2 帰らせて     3 帰されて    4 帰らされて

(13) 隣のご主人は、奥さんが亡くなってから   ほとんど外出しなくなった。
 1とあらば      2 ともなると    3 というほど    4 というもの

(14) 兄は締め切りに間に合わせる   、昼も夜も論文に取り組んでいる。
 1 から       2 べく      3 ので      4 ゆえ

(15) あの老人は小説を書く   絵も描いている。
 1 がわで     2 ままに     3 ところを     4 かたわら

(16) 田中さんは学生の身   、いくつもの会社を経営している。
 1 にひきかえて   2 でありながら   3 ではあるまいし  4 にしたところで

(17) 急なこと   たいした準備もできず、申しわけないことをしてしまった。
 1 なりに      2 ゆえに      3 からに      4 ほどに

(18) 彼は40歳に   ようやく自分の生きるべき道を見つけた。
 1 より      2 あり      3 して      4 とり

(19) この吹雪では遭難   ので、引き返すことにしましょつ。
 1 しかねる     2 しえない     3 しかねない    4 しはしない

(20) 相手を十分納得させるに   データを示す必要がある。
 1 たる      2 だけ      3 なる      4 あう

(21) 事実を言おうか言うまいかと、廊下を   考えた。
 1 行くも戻るも          2 行きつ戻りつ
 3 行くやら戻るやら         4 行くなり戻るなり

(22) あの家の息子は父親から会社をまかされて、前   仕事に励むようになった。
 1 にもまして    2 までもなく    3 ともないこ    4 のみならず


問題V  次の文の   にはどんな言葉を入れたらよいか。1・2・3・4から最も適当なものを一つ選びなさい。

(1) 住所も電話番号もわからないので、連絡の取り   。
1 ようがない    2 そうもない    3 ようでない    4 そうでない

(2) 長期は無理だが、短期間ならその依頼に協力でき   。
1 るまでもない          2 るものでもない
3 ないまでもない          4 ないものでもない

(3) あの社員は客の金を使ったのだから処罰   。
1 するわけはないではないか 2 されずにはすまないだろう
3 せずともよいのではないか  4 してはいられないであろう

(4) 久しぶりに友人から電話がかかってきたが、元気で研究を続けているそうでうれしい   。
1 あまりだ     2 ごとくだ     3 かぎりだ     4 あげくだ

(5) 役者でもあるまいし、こんなに腹を立てているのにニコニコなんかしていられる  。
1 ことですか    2 はずですか    3 ものですか    4 ようですか

(6) スイッチの入れ方すら知らない人に、この装置を動かしてみるなんて、よく   。
1 言えますね    2 言えませんね   3 言いませんね   4 言いたいですね

(7) わたしがビジネスでこれまでに訪れたことのある国は、すでに50をこえているのでは
     。
1 あるまい     2 ないだろう     3 ないものか    4 あるまいか


問題Ⅵ  次の文の   にはどんな言葉を入れたらよいか。1・2・3・4から最もなものを一つ選びなさい。

(1) 親は子供がまんがを読むのを快く思わない。しかし、まんがと   立派な文化の産物である。
 1 いわずに     2 いうなり     3 いえても     4 いえども

(2) 町の再開発をいっきょに進めるのには無理がある。実状   計画を練らなければならない。
 1 に至って     2 に即して     3 とあいまって   4 とともに

(3) この間の会議で田中さんは独創的な企画を出した。ベテラン技師   素晴らしいアイディアである。
 1 ならではの    2 とすれども    3 にかけての    4 となれども

(4) 雪で一週間山小屋に閉じ込められた。空腹や寒さ   、話せる相手のいないことが
最もつらいことだった。
 1 にしたがって          2 にいたっては
 3 としたところで          4 もさることながら

(5) 彼のあざやかなプレーには、だれもが目をうばわれた。そして、味方の応援団から   、相手チームの人々からも拍手がわいた。
 1 ともなわぬ    2 ただならぬ    3 のみならず     4 かかわらず

(8) 今までたばこを吸うこと   一日もいられなかった。しかし、医者にきつく止めら
れたので、これからは禁煙しなければならない。
 1 なしには     2 ないでは     3 なければ     4 なくても